2025.01.10
世界のディープテックベンチャーと日系企業の共創を推進するため、 Airbus Venturesの運営するファンドに出資、戦略的パートナーシップ構築へ
Cross Capital(代表:中村貴樹、髙島史)は、事業会社のオープンイノベーション実装支援に特化したFund of Funds、Cross Capital I Limited Partnership(CC1)より、Airbus Venturesの運営する「Airbus Ventures Fund IV」と契約を締結し、戦略的パートナーシップの構築で合意しました。
左より、髙島史 Cross Capital 共同創業者CFO | Lewis Pinault Airbus Ventures パートナー チーフサイエンティスト | 中村貴樹Cross Capital共同創業者CEO
Airbus Venturesパートナー陣(Sausalito, CA)| 写真提供: Barak Shrama
■Airbus Venturesの概要、同社との協業の狙いについて
Airbus Venturesは、2015年に設立された米国カリフォルニアに本拠地を置くベンチャーキャピタルファンドで、自動運転・電動化・脱炭素・先端材料・製造業の高度化・次世代コンピューティング・センシング・セキュリティなどを重点テーマとして、幅広く世界のディープテックベンチャーに投資を行い、投資実績は80社を数えます。
同社の投資対象は、自動車・製造業・化学・素材など、我が国が伝統的に強みを有する産業との親和性が高い一方で、技術を理解することや、具体的な連携に落とし込み協業の果実を得ることが容易ではないという側面も併せ持ちます。そこで、Cross Capitalがこれまでに培ってきたオープンイノベーションのノウハウを活かし、グローバルの優れた技術・ソリューションと、日本企業の強みを掛け合わせることにより、日本の産業界のアップデートに繋げていきたいと考えています。
■Airbus Ventures Managing Partner Thomas d’Halluin氏からのメッセージ
Airbus Venturesの四号ファンドにCross Capital様にご参画頂けた事を嬉しく思っております。Cross Capital様がお持ちになるLP投資家ネットワークや共同投資の仕組み、グローバル化をサポートするシステムは私達の投資ポートフォリオ企業に大きな付加価値を生むと信じております。経営陣の皆様の知見を頂きながら、協調してお仕事をさせて頂ける事を楽しみにしております。
■Cross Capital CEO 中村貴樹よりコメント
Airbus Ventures経営陣とは、Cross Capital 設立当初よりコミュニケーションを重ね、この戦略的パートナーシップの意義を確認して来ました。彼らの信頼に応え、このパートナーシップを正式に結べることを、心から嬉しく思います。ディープテックにおいて世界をリードする出資実績を持つAirbus Venturesと連携できるようになったことは、Cross Capitalの戦略上、極めて重要なマイルストーンとなります。同社の知見・ネットワークと日本企業のアセットに橋を架け、更なる可能性を拓いていけることが楽しみで仕方ありません。
■Cross Capitalについて
Cross Capitalは「クロスボーダーイノベーションの力で、日本のポテンシャルを解放する。」をパーパスに掲げ、FoFの形態を活用した日本企業特化型のオープンイノベーションインフラを運営しております。
事業会社LPは、本仕組みに参画する中で、トップティアVCが投資を行った1,800社以上のスタートアップへのアクセスとCross Capitalの伴走支援・ノウハウ移転を得ながら、協業テーマの言語化、パートナー探索・選定、事業構想、スタートアップ巻込み、PoCおよび事業立上げを繰り返し、新規事業の創造や既存事業の変革に取組みます。また、人材交流によるケイパビリティ強化も同時に狙うことが可能です。
■会社概要
社名:Cross Capital Pte. Ltd.
住所:20 Anson Road, #11-01 Twenty Anson One&Co
URL:https://crosscapital.ltd/
問合せ:takaki.nakamura@crosscapital.ltd
■ファンド概要
ファンド名:Cross Capital I Limited Partnership
運用総額目標:US$100M超
運用期間:10年間
General Partner:Cross Capital Holdings I Limited
(代表者: 中村貴樹、髙島史)